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守備範囲広め くそDDジャニオタの戯言

クリエの当日券の話 〜2017年までの話〜

 

2010年から行われている「ジャニーズ銀座」。

毎年熾烈な当日券争いが行われていることでジャニオタ界隈でも結構有名だと思う。

シアタークリエ『ジャニーズ銀座2018』

 

私がジャニーズ銀座(以下クリエと表記)の存在を知ったのは確か2013年。

クラスのジュニア担の子がクリエに参戦したらしく、「めっちゃ距離近かった!!!」と興奮気味に話していたのを覚えている。

 

当日券の存在を知ったのは2015年。当時私の名義は死ぬほど弱かったので(もちろん今でも)当然クリエなんてチケットが当たるはずもなく、当日券があるなら参加するしか!!となり、今年で私の当日券アタックは4年目を迎える。

 

 

そんな私は今までに2回当日券に当たったことがある。1回はそのまま入場できたが、1回は席がなくて入れなかった。

どっちも経験があるって結構レアかなーと思ったので、自分の備忘録も兼ねて書き残しておきたいと思う。

 

 

 

追記

2018年からシステムが大幅に変わったので、この記事は全く参考になりません!!!この話は2017年までの話です!!!こんな時代もあったな〜程度の気持ちで読んでください!!!

 

 

 

目次

 

 

 

  • その前に当日券の仕組み

 

並んだことがある方はご存知だと思うのですが一応。

シアタークリエでは、公演が始まる2時間前から1時間半前の間に建物の周りを囲むように当日券の列を作る。

例えば18時公演だったら16時から16時30分の間に集合して列を作る。

 

ここで重要なポイントは、当選順に整理番号は関係ないということだ。

当日券は当選順が全て。100番の人の後に5番の人が当たったとしても、当選順は100番の人が先。従って、早く並んだから入れるというわけではない。受付時間の30分の間に並べば大丈夫だし、早く並んでも立ちっぱなしが辛いだけだから私はいつも後ろの方に並んでる。

 

列の周りには一定間隔でインカムをつけたクリエの係りの人がいて、並んでいる人が不正をしていないかどうかなど、かなり厳しくチェックしている。また受付締め切り時間はかなり厳しく決まっており、係りのお姉さんによっては秒単位で残り時間をカウントしている人もいる。

 

そして並び終わった、または並んでいる最中に当日券の整理番号が書かれた整理券が配られる。

 

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念のため番号と日にちはモザイクをかけてある。

 

何年か前までは番号と日時の部分はハンコで押されていたが、最近は印刷に進化した。

 

ここでややこしいのが、整理券は先頭の人から順番に配られていくのだが列が長くなることが予想される場合、時間短縮のため列の途中からも整理券を配ることがある。

例えば、列の一番前とそこから30メートル後ろの2箇所から同時に整理券を配るとする。その際、一番前から配り始めた枚数が足りなくなってしまうことを避けるために、2箇所目から配り始める整理券の番号は余裕を持って少し遅い番号から配り始める。よって、前から数えると500番目に並んでいるけど持っている整理番号は600番、という現象が起こる。つまり、並んだ人数と整理券の最後の番号が違うことがよくある。

この辺りを理解していない人がどうも沢山いるみたいで、当日券に並んでるといつも「どういうことなんだろう?」って言ってる人を見る。こういうことです覚えてください。テストに出ます(出ません)。

 

 

 

紙が配り終わると抽選が始まる。(配られなかった番号はちゃんと抽選から外されてる)

どこで抽選が行われているのかはわからないが、受付を締め切ったというアナウンスの後にしばらくお待ちくださいとのアナウンスがあり、回によってまちまちだが、多分5〜10分ぐらい待ってたと思う。

 

抽選が終わると係りの人たちがつけているインカムに当選番号が知らされ、係りの人は持ち場を動くことなくそれぞれメモを取って番号を控え、列の最初から最後まで同じタイミングで当選番号が発表できるような状態になったところで、当選番号の発表が行われる。

 

 

発表ではまず初めに、当日券の列に並んだ人数、配られた整理番号の終わりの数字、当選人数がアナウンスされる。並んだ人数が多かったり当選人数が少なかったりすると大きなどよめきが起こったり…

見学の人が多かったりすると当選人数も少なくなります。明らかに当選人数が少ない時は、何かあるんじゃないか、どこかのグループが揃って見学に来るんじゃないか、などの臆測が広がったりする。

 

ここでのポイントは、当選したからといって絶対に入場できるわけではないということ。

 

HPにも書かれていると思うが、急なキャンセルに備えて、すでに空席がわかっている数よりも多い人数を当選させる。当選順が遅くなるほど、入場できる確率は低くなる。当選した時点で第一関門突破という感じ。

 

もし当選番号を呼ばれた場合、列を外れて係りのお姉さんに整理券を見せるとクリエの入り口に案内される。そこで本人確認などが行われるのだが、ここから2パターンに分けて書こうと思う。

 

 

  • 当たって入れた時

 

当たって入れたのはまさかの当日券チャレンジを始めた2015年(笑)

呼ばれるはずがないと思って、その当時ハマっていたスマホゲームを並びながらずっとやっていた。なかなかの高得点が出ていて気分が乗っていたその時、

 

「続いてのご当選、◯番〜、◯番のかた〜!」

 

 ◯番…◯番かぁ…。

ん?

◯番!?えっ!?

 

スマホから目を離し顔を上げると、周りの人が私のことを見てた。(めっちゃ怖かった)

ちなみに当日券の列は規則正しく人数をきっちり揃えて並ぶので、その番号の人が大体どの辺にいるかすぐにわかってしまう。

あわあわしながら列を抜けると係りのお姉さんが飛んできてわたしの整理券の番号を確認し、「エントランスの方にお進みください」と案内を受け、クリエの入り口に。

この際、係りのお姉さんはインカムで当選者の服装をエントランスの係りの人に報告していますエントランスに向かうまでに当たった人がすり変わらないようにしているらしい。徹底してる。

 

私はこの時、結構後ろの方に並んでたので入り口まで距離があり、並んでるオタクたちの横を通るのは恐怖でしかなかった。「え、こんなデブスが当たったの?」「芋じゃん」とか思われてそうでずっと俯きながら歩いてた(被害妄想)

 

入り口を入ると当選者の受付を行っている。

受付をされる前にここでも服装を目視でチェックをしていて、受付のお姉さんが服装チェックを終えると受付の前に案内される。

 

受付では身分証(多分顔写真付きだったかな?私は学生証を出した)の確認などが行われる。

当選者は受付を済ませると一旦解散させられて開演30分前にもう一度集合させられるので、その際の確認が行われる。詳しくは「当たったけど入れなかったとき」に書く。(というのも、この時はテンパりすぎて記憶がほぼない)

 

受付を無事に終えて一度解散してから、とりあえず友達に連絡しまくった。特定が怖くてツイッターには何も書かなかった。そんなことをしてたらあっという間に集合時間が来て、クリエの正面右手にあるチケット売り場の前に再度並び、会場内に案内されるのを待った。

 

当日券で販売される席の種類はいくつかあり、大きく3つに分けられる。

1つ目が「会場後ろの補助席か車椅子席」、2つ目が「関係者用に確保していたが関係者が来なかった分の席(BOX席など)」、3つ目が「チケット保持者がなんらかの理由で席をキャンセルした分の席」。

 

1つ目と2つ目は殆どがあらかじめ販売分が分かっているので、スムーズに販売される。私が当選した時は、8人ぐらいまではスムーズに案内されていた。2つ目の中の急なキャンセルや3つ目の場合は、キャンセルされ次第販売されるので、開演ギリギリまで焦らされる。

 

私の場合は後者で、私の前の人まではスムーズに案内されていたのに、私が案内される番になったら「お客様からはキャンセルされ次第ご案内致します」的なことを言われてしばらく待たされた。もう消えたかった。せっかく高倍率を突破したのに入れなかったらマジで無駄なところで運使ったな…最悪だわ…って思いながら待機していた。

ここからは私の記憶があやふやなのだが、まず車椅子の人が会場に入っていくのが見えた。その後すぐにチケット売り場に案内された。チケット売り場のお姉さんに「こちらの席しかないのですが、よろしいですか?」なんて言われたが、「いやぁどこでもいいです!!」とかなんとか言ってチケットを購入した。(ここは覚えてる。)

驚いたのは、チケットが手書きだったということ。こんな感じ。

 

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念のため日時と列はモザイクをかけてある。

もしかしたら最近は手書きじゃないのかも…?

 

これは私の推測でしかないが恐らく、車椅子の人が座席を使わないからその分の席に案内されたのではないかと思う。

真ん中よりは後ろの、通路側の席だった。衝撃だった。まさかの通路側。

当たるなんて思ってないからヒールの靴だしペンラなんて持ってないし、パニックに陥っているうちに、公演は始まった。

 

確かチケットを買って会場に入ったのは開演の10分前ぐらいだと思う。ちなみにその回では私の後にもう1人当日券で入場したらしい。

あっという間に開演してあっという間に終わってしまったから、正直公演中の記憶がほとんどない。勿体無いことをした。もっと沢山記憶しておけばよかった。私の脳みそ的にキャパオーバーだった。

 

以上が、当日券に当たって会場に入れた時の話。

 

 

 

  • 当たったけど入れなかった時

 

当たったけど入れなかったのは2017年。

正直並んでる人が少ない公演だったので、もしかしたら当たるかも?なんて思っていたら本当に当たった。

当選までの流れは、当たって入れた時とほぼ同じなので割愛。

 

私がその日初めて見たのは、当日券に当たったのに当選を辞退する人。恐らく、当日券に並んでいる人が少なすぎて人気がないと思われるから当日のチケットは持っているけど並ぶ、っていう人だったと思う。だってヘアメしてたし。チケット持ってないのにヘアメするなんて、賭けにもほどがあるでしょ(笑)

そもそも当日券の列は、その回のチケットを持ってないない人が並ぶ列だし、その旨をクリエの係りの人が随時列に向かって叫んでいた。

まぁそれはいい。

辞退する人がいると当選人数が1人減るんじゃないか…??と思っていたら、きちんと予備の番号を用意しているところがクリエの当日券システムのすごいところだ。徹底してる。

 

そんなこんなで自分の番号を呼ばれ、受付をした。その時もらった紙がこれ。

 

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これも念のため日にちにモザイクをかけてある。

 

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座席表ももらった。

 

マーカーを引きながらここに書かれた内容を読み合わせた。流石に2回目だから流れもわかるし、冷静に受付を済ませることができた。

そして前回と同じように一旦解散し、チケット売り場前で再度集合。自分が案内されるのを待った。

 

だがこの時は私の前の人からはチケットを購入することができなかった。最後に「こちらのお客様からはチケットのご用意ができません。申し訳ございませんが解散となります」というようなことを言われた。開演5分前ぐらいだったと思う。結構ギリギリまで粘るんだなぁと思ったのを覚えている。

 

残念だったが、その日はおとなしく帰った。

 

 

 

  • まとめ

 

以上が私の当日券チャレンジの話だ。

そもそも当たらなかったことの方が多いのだが、実際に当たることもあるからこそ並ぶのをやめられない。また、チケットを持っていなくても、会場に行けばとりあえず友達に会えるのも、当日券チャレンジの魅力だったりする。

 

 

ここまでいろんなことを書いてきたが、当日券のシステムは年によって微妙に違うだろうし、変わっている部分もあると思う。ここに書かれていることは私の微かな記憶と少しの憶測で構成されているということを理解してほしい。

よっぽど違うところがあったら指摘してください…

 

2018年からは、クリエの外に並ぶのではなく前日に電話するスタイルに変わったらしい。

シアタークリエ『ジャニーズ銀座2018』

 

私としては、色々あった去年までの当日券販売スタイルが結構好きだっただけに少し残念な気持ちもあるが、流石に今までがアナログすぎのだろう。

 

 

1つ言えるのは、当日券チャレンジには夢があるっていう事だ。